-花手前- 5年越しの想いを遂げました!
- 太田 桂甫
- Jan 19
- 3 min read
こんにちは🌺
太田桂甫でございます。
今回は先日無事終えました花手前についてお話します。
花手前とは花を生ける準備を整えて花を生け終えるまでの様子、またはその所作やお手並みをお客様に披露することです。
5年前、親先生教室の新年会で花手前を拝見して
「次は花手前してね」
と言われてから5年。
やっとさせていただくことができました。
5年前の私は現在の親先生の教室に通いはじめて1年たったころ。緊張しいの性格で、花手前どころか人前で何かをすることが不安でした。
辛うじて挨拶できるくらい…

実は小学生の時にピアノの発表会で緊張しすぎて途中で頭が真っ白になり、大失敗したことがあります。
なんとか思い出そうにも全く思い出せない…中途半端な終わり方で演奏をやめ、立ち上がり礼をしましたがまともに前が見れず、その後みんなで合奏した時も惨めな気持ちでいっぱいでした💦
そんな苦い思い出もあり、
花手前をお受けしたものの不安で…
花手前は口伝でのお稽古。
2020年の11月に初めて花手前を練習した時、全然手順が頭に入らない。先生にご指導いただくも、歩き方から所作からダメで進まない。どうなるの…
そう思っていたのですが、結局コロナ感染防止のため、新年会も2年延期になり、2023年、2024年は花手前の代わりに別の企画や他の方による貴重なお話を拝聴する会になりました。
そしていよいよ今年は私が花手前をさせていただくことになりました。
今度こそ覚悟を決めて、練習再スタート。
昨年末から新年会前日まで、今度は先生のお言葉をしっかり吸収しようと何度も確認して、家でも練習。

今回は万年青の15枚の葉と実を使った「七五三の伝」での花手前のため、緊張が更にアップ😱
ヤバすぎる。
どうしよどうしよと不安になりましたが、やるしかない。万年青をいけては抜き、数日あけていけては抜きをくりかえしました。
そしていよいよ本番。お部屋に入って、花盆、水差し(本番では大きいものに変更しました)、花器をいける位置に配置。今回は重い銅器のため、お床にてお手前。
その後の手順は次の通り。
花巾で花器を拭く。
花鋏を奉書紙から取り出して自分の前に置く。

花留を花器に置く。
水差しで水を注ぐ。
ご挨拶
花をいける

いけおわったら
花材を奉書紙で包む
ご挨拶
鋏を花巾で拭いて奉書紙にしまう
花器を花台に運ぶ
とくと拝見
水差しを運び、水を注ぐ。
花巾で花器、花台、床縁を拭き清める
元の位置に戻る
花盆を持ち帰る
緊張の上にまた緊張…
それでも何とか無事に終えました。
終わってもまだ緊張から抜けられない😅
皆様の前で感想をお話する時、感極まり泣きそうでした。
この度は親先生がご指導してくださり、同門の方々は直前まで励ましてくださり、終わってからも沢山お写真いただきました。
本当にありがとうございました。

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